平成29年(2017年)から31年(2019年)にかけて行った改修では、耐震補強に加えて空調設備等を更新したほか、歴史的価値の高い外観や内部のデザインについては保存のための補修を行いました。
併せて、ご利用の皆様の利便性や快適性を向上させるために、様々な改善を図りました。
主な改善点は次のとおりです。
大ホール
●舞台奥行を拡張(前に1間分=約1.8メートル張り出しました)。
●3階席後方に音響・照明の調整室を設置。
●吊り物、幕類、操作盤等を更新。
●1~3階の全ての座席を取り替え。なお、席数は減少しました。
(1,994席→1,552席※別に車椅子スペース10台分あり)
●楽屋を増設。
(第1楽屋は2室に分割。2階の第3楽屋は廃止し、地下に3室新設)
●映写室にデジタル映写機を設置(フィルム映写機は廃止しました)。
●1階席(吹き抜け部分)にはデジタルサラウンド機能を導入。
4階ホール 第7集会室
●電動スクリーンを設置。
●第7集会室控室は北東角に移動。
集会室・和室・特別室
●冷暖房は全て個別空調に変更。
●第3集会室は2階北東角に移動、面積も増えました。
共用部
●エレベータを3基から4基に増設。
●各階に4か所ずつトイレを設置。また全て温水洗浄機能付きの洋式便座に更新。
●地下1階にトイレを新設し、授乳室やおむつ替えスペースも併設。
●閉鎖していた地下食堂跡に喫茶が開店。
このほかにも、室内や廊下などの電灯は環境に優しいLED照明に替えるなど、建物全体の趣は残しつつ、
新しい設備機器を導入しました。